2019年12月の准認定ファンドレイザー試験まであとわずかとなって参りました。最近は当サイトへのアクセス数も増え、日頃より皆さまにご活用いただけていることに心より感謝申し上げます。
皆さまの合格を祈念し、試験直前対策として、休眠預金について、一問一答のカテゴリー(全19問)を追加させていただきました。
下記は2019年6月に実施された准認定ファンドレイザー試験終了後に掲載された、日本ファンドレイジング協会 認定ファンドレイザー検定試験委員会の試験講評です。
准認定ファンドレイザー検定試験の試験問題は、選択問題と記述問題から構成されており、主に「認定ファンドレイザー必修研修テキスト」から出題しました。選択問題が、全体評価の70%を占め、ファンドレイジングの体系や個別スキルの基礎的な理解に関する問題に重点を置き、その他、税制や、寄付白書に関する問題も出題しました。記述問題は、各財源の特徴を問う設問やドナーピラミッドで考えるステップアップ戦略の理解を文章形式で問う構成で出題しました。
試験結果では、選択問題において、「認定ファンドレイザー必修研修テキスト」のなかの概論、ファンドレイジングの体系的な理解や個別スキルについて問う問題の正答率は高かったものの、ファンドレイジングの行動基準に関する倫理の問題やファンドレイジングのトレンドとして抑えておくべき遺贈や休眠預金に関しての正答率が低く留まりました。記述問題においては、寄付・会費の財源特徴に関する設問の正答率が低く、基礎的な理解力が問われる結果となりました。
受験にあたっては、准認定ファンドレイザーの資格要件としての基礎的知識として、テキストの見直し、また、戦略的なファンドレイジングの考え方への理解を深められることを期待します。https://jfra.jp/cfr/result
資金分配団体がまもなく決定し、今年度中に実行団体の公募~決定までが行われる見通しである休眠預金に関しては、恐らく何らかの形で試験に出題されるものと予想しております。
試験に出題されなくても、ファンドレイザーとして活動していく上では重要なテーマだと思いますので、ぜひこの機会に学んでおきましょう。