問8-27

会員制度設計のリスク・注意事項として正しくないものはどれか。

  • パブリックサポートテストに必要な寄付者としてカウントされない可能性がある
  • 組織を支え、ミッションを実現する仲間が増える
  • 正会員で過半数を取ることで乗っ取りのリスクが発生する
  • 会費を下げすぎることで会員が増えてもコストが増大してしまう可能性がある

正解!正解!

不正解!不正解!

組織を支え、ミッションを実現する仲間が増える

◎ミッションを実現する仲間が増える:会員制度設計のメリットである。
・乗っ取りリスク:正会員は最終意思決定者であるため、資産規模が大きい団体の場合、正会員で過半数をとることで乗っ取りなどのリスクが発生する。資産を有する団体の場合は、正会員の認証プロセスについて、慎重な姿勢が必要とされる。
・パブリックサポートテスト:会費が対価性のある寄付として扱われると、パブリックサポートテストに必要な寄付者(3000円×100人)としてカウントされない可能性がある。
・コスト管理・費用対効果:会員管理や特典の授与に会員1人あたりいくら経費がかかるのかを把握しておくとよい。12000円の会費を6000円にしたら、会員数は倍に増えるかというと必ずしもそうではないように、安い会費だから必ずしも会員になるとは限らない。共感・応援したいという気持ちに訴えかけることで、会費の金額設定を納得してもらうことが大切である。

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出典『認定ファンドレイザー講座 必修研修テキスト』p217