実力テスト②

1)正しいものを選択してください。

寄付白書2015によると、日本における遺産寄付の意思の割合はいくらか。

  • 約0.5割
  • 約4割
  • 約1割
  • 約2割

正解!正解!

不正解!不正解!

約2割

日本における遺産の額は、2017年時点で年間50兆円規模となっている。この内、遺贈寄付は年間200億円程度であり、0.1%にも満たない。これを20%にまで高めることを目標に、遺贈担当者育成研修会の開催や銀行との連携等、様々な取り組みが行われている。

2)正しいものを選択してください。

財源感の相乗効果
「寄付・会費の増」が「事業収入の増」に及ぼす相乗効果の内、含まれないものはどれか。

  • 新規事業モデル化
  • 販売経路の増
  • 「共感型」購入者層の増
  • 品質向上

正解!正解!

不正解!不正解!

新規事業モデル化

会員や寄付者を増やすことは、多くの団体にとって手間がかかり、費用対効果が高くないと認識されがちであるが、こうした「支援者層」を多く抱えることは、事業収入の効率性を高める。例えば、「共感型購入(その物品やサービスを応援のつもりで購入するという行動)」が発生しやすくなったり、販路拡大、製品やサービスの品質向上への支援など、様々な形での協力者が増えることで、事業収入がより高まるということである。

3)正しいものを選択してください。

何らかの社会課題の解決に向けたマイルストーンとして、一定期間後にどの状態まで達成するのか、そのためには組織や財源をどのように成長させるのかを、未来から逆算して策定するものを何というか。

  • Wish(願望)リスト
  • 年次事業計画
  • 成長・発展戦略(中期計画)
  • To Do リスト

正解!正解!

不正解!不正解!

成長・発展戦略(中期計画)

日本のNPOの多くは3~5ヶ年の中期計画を有していない。NPOへの支援が、支援側にとっては、「ソーシャルリターンへの期待」の要素がある以上、ゴールに対してどのような戦略的アプローチをするのか、どう活動を成長させ得る戦略を持つのかということを整理することが必要である。

4)正しいものを選択してください。

事業や活動の短期・長期の変化を含めた結果から生じた「社会的・環境的な変化、便益、学び、その他効果」を定量的・定性的に把握し、事業や活動について価値判断を加えることを何というか。

  • 社会的インパクト評価
  • Check&Act
  • 組織評価
  • ロジックモデル

正解!正解!

不正解!不正解!

社会的インパクト評価

社会課題解決の担い手として、NPOやソーシャルビジネスに対する期待が高まっていることから、NPOやソーシャルビジネスが、自らの生み出す「社会的インパクト」を可視化し、社会から評価されることで、人材、資金などの資源を呼び込み、成長することができる環境を整える必要がある。そこで、今注目を集めているのが「社会的インパクト評価」である。

5)[   ]に当てはまるものを選択してください。

【相続人が相続により取得した財産を寄付した場合の税制上の優遇措置】
相続や遺贈により財産を取得した相続人がその財産を寄付した場合、その寄付をした財産は相続税の課税の対象[   ]。

  • から除外される
  • となる
  • からほぼ除外される
  • から一部除外される

正解!正解!

不正解!不正解!

から除外される

例えば、3億円の相続財産があった場合に、この内1億円を認定NPO法人等に寄付すれば、相続税の計算上は、相続財産は2億円と考える。相続財産は1件あたりの金額も大きくなるので、その可能性がある場合には、寄付によりこの優遇措置を受けるメリットは高いと言える。

6) 正しいものを選択してください。

ファンドレイジングにおける継続的な収入源となり、また、年間金額ではなく月額がフォーカスされるため、支援しやすい・金額がアップしやすいという利点をもつものはどれか。

  • マンスリーサポーター制度
  • パートナーシップ
  • 募金箱
  • 大口寄付者

正解!正解!

不正解!不正解!

マンスリーサポーター制度

引き落としによるマンスリーサポーター制度は、通常の会員に比べた場合に、継続率において2~30%の違いがある。
通常、支援者1人で多くの団体のマンスリーサポーターにはならないものである。そのため、継続して支援したくなるような名称等での差別化が重要になる。

7)正しいものを選択してください。

経済活動において、全体の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという「80:20の法則」とも呼ばれる考え方を何と言うか。

  • マーケティングの法則
  • エメットの法則
  • ロングテール
  • パレートの法則

正解!正解!

不正解!不正解!

パレートの法則

例えば、「全売上の8割は全ての顧客のうちの2割が生み出している」や「売上の8割は2割の従業員が生み出している」といった使われ方をする。

8) 正しいものを選択してください。

メールマガジン読者数の増加策として、不適切なものはどれか。

  • 名刺交換者へのメルマガ送付
  • リアルでの接触点の活用
  • スパムメールの配信

正解!正解!

不正解!不正解!

スパムメールの配信

スパムメール(迷惑メール)とは、宣伝や嫌がらせなどの目的で不特定多数に大量に送信されるメール全般を指す。全世界で配信されるメールの80%がスパムメールと言われている。
【メールマガジン読者数の増加策】
①リアルでの接触点の活用
読者数を増やす最大のチャンスがリアルでの接触点の活用である。講演会やセミナー、イベント出展など、NPOは人と直接に会う機会が実は相当に多くある。しかし残念ながらその場限りの出会いに終わっている例が少なくない。イベント参加であれば、クイズ形式のアンケートに答えてもらい、ついでにメールマガジン購読「はい・いいえ」の欄を付けておくだけで、多いときには1日だけで100件以上の新規読者の獲得につながった例もある。
②名刺交換者へのメルマガ送付
メールマガジンの読者数の多い団体の中には、名刺交換をした人について、全てメルマガ配信対象者としているケースもある。その際には2つの方法がある。
[パターン1]
名刺交換後、相手にフォローアップの挨拶メールを送り、その中で、「追ってメールマガジンをお送りさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。もし差し支えがあればお返事ください。」という、「特にお断りがなければお送りします。」というメールを送付するケース。
[パターン2]
名刺交換後、いきなりメールマガジンを送付し、「このメールマガジンはこれまでお知り合いになった方々にお送りしています。ご不都合な方は登録解除をお願いします。」と説明するケース。
[総括]
はじめて会った人にその場で寄付していただくのは難しくとも、無料のメールマガジン登録であれば敷居がとても低いので、団体とのコミュニケーションのパイプの第一歩として、メールマガジンはとても有効である。
※試験では、択一式問題の他に、記述式問題も出題されます。団体における支援者の獲得戦略を問われる場合もありますので、ドナーピラミッドを意識し、どの段階でどんなアプローチが有効かを自分の言葉で説明できるようにしておくことが大切です。

9)正しいものを選択してください。

「ACTIONフレームワーク」の『N』に当てはまるものは何か。

  • Network
  • Now
  • New
  • Never

正解!正解!

不正解!不正解!

Network

「一人で頑張っている」という団体よりも、「つながりやひろがり」がイメージできる団体のほうが応援しやすい傾向がある。また、つながりは、メッセージをつないでいくネットワーク(人脈、情報チャネル)としても活用できる。

10)[  ]に当てはまるものを選択してください。

・寄付者に[   ]その寄付金を使う。

  • 運営コスト
  • 職務上知り得た守秘義務のある情報
  • 定期的に
  • 倫理的に正しく
  • 事前に正しく
  • 知的所有権
  • 説明した目的通りに
  • 明示した約束

正解!正解!

不正解!不正解!

説明した目的通りに

活動地域、活動分野、活動規模にかかわらず、民間非営利団体においてファンドレイジングを行う際には行動規範に沿って行動する

実力テスト選択