FRJ日本2019☆私のおススメセッション紹介(その3:行動経済学)

FRJ2019の時間割詳細と全セッション資料が、FRJ2019参加者宛に、9月5日(木)付メールにて届きました(‘▽’*)

その1その2に引き続き、私の独断と偏見でおススメセッションを紹介していきますσ(^_^)

皆さんのおススメセッションもコメントから教えてください☆

9/14(土) 13:50~15:00 3-206 行動経済学を使ったファンドレイジング

突然ですが、皆さんはノーベル経済学賞受賞者であるダニエル・カーネマン氏の著書「ファスト&スロー~あなたの意志はどう決まるか?~」を読んだことがありますか?

ファストは早い思考=システム1、スローは遅い思考=システム2として紹介されています。

そして、経験から学んだこと(熟慮塾考・システム2)よりも、直感的なシステム1の方が影響力は強い、すなわち、私たちの下す多くの選択や判断の背後にあるのはシステム1だということが、数々の具体例とともに述べられています。

印象的だったのが、システム1の仕組みを探る手始めとしての次の検証です。

バナナ    げろ

一秒か二秒の間にあなたの頭にはさまざまなことが思い浮かんだだろう。いやな思い出や汚いイメージ。嫌悪感で顔が歪んだかもしれないし、この本をちょっと押しのけたかもしれない。心拍数は上がり、鳥肌が立ち、汗が出てくる。つまりあなたは気色の悪い言葉を見て、実際の出来事への反応を少しゆるやかな形で経験したことになる。これらはすべて自動的に起きるもので、あなたにコントロールすることはできない。

ファスト&スロー p94

この2つのシステムの特徴をもとに、ハロー効果やヒューリスティック、アンカリング効果やプライミング効果等、人が意思決定するにあたって陥ってしまう錯覚について、たくさんの具体例と検証結果に基づいて書かれていて、非常に面白く、人生の役に立つ一冊だと思います。

書評はたくさん出ていますので、もっと詳しい解説サイトで見ていただくか、実際に書籍を手にしていただくのが最も良いでしょう。

行動経済学を応用したファンドレイジング手法が学べるセッション

さて、前置きが長くなってしまいましたが、このセッションでは、ファスト&スローでも紹介されているような、特に経済学や経営学の視点では当然知っておく必要がある数々の手法をもとに、ランディングページや広告の作成等に行動経済学を応用する方法を学ぶことができるようです。

これは、理論的でありながら、かつ非常に実践的で、とても面白そうな内容ですね。特に福祉業界には、経済学、経営学にあまり明るくない方も多いのではないでしょうか。

あなた個人の、または団体のファンドレイジング戦略に大きな成長を与えること間違いなしの分野だと思います。

必修研修内でもほとんど触れられていない内容ですので、この機会にぜひ学んでおきましょう!

ファンドレイジング日本!楽しみですね!!

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